Delivery Report No.53 — Toyama, Japan
収入は足りていました。足りなかったのは、書類の上で残る「余力」のほうでした。
※ お客様のプライバシー保護のため、ナンバープレートを加工しています。
富山県にお住まいのW様(40代・メーカー勤務)へ、レクサス RX200t(ブラック)をご納車いたしました。単身赴任先と富山のご自宅を行き来する、長距離を前提とした一台です。
W様のご相談は、これまでの多くのケースとは少し性質が違いました。過去の延滞も、法的な整理の記録もありません。収入も同年代の平均を上回っています。それでも否決になったのは、毎月の固定費が大きすぎたためでした。
富山の自宅には住宅ローンが残り、赴任先では家賃を払い、月に二度は帰省する。生活がふたつある状態が、書類の上では「支払余力の乏しさ」として表れていたのです。
W様が単身赴任を始めて、この春で4年目に入りました。富山のご自宅にはご家族が暮らし、住宅ローンの返済が続いています。赴任先では会社の補助が出るとはいえ家賃の自己負担があり、月に二度の帰省には交通費がかかる。
収入そのものは安定しています。延滞も一度もありません。それでもディーラーで申し込んだローンは否決でした。窓口では「他のお借り入れの状況を含めて総合的に判断した結果」とだけ説明されたそうです。
審査では、年収に対して年間いくらの返済があるかという割合が見られます。住宅ローンの返済額はここに含まれるため、二重生活そのものは書類に表れなくても、返済比率だけが重く見えてしまう。W様のケースは、まさにこの一点でした。
そして赴任先での足として、片道250kmの高速移動を年に何十回とこなせる車が必要でした。安さだけで選べる状況ではなかったのです。
住宅ローンと、赴任にともなう一時的な支出は性質が違います。会社からの住宅補助や赴任手当を含めた実際の家計を書面で整理し、数字の背景が伝わる形にしました。
返済比率をどう扱うかは会社ごとに差があります。住宅ローン保有者の実績が多い提携先を選び、勤続年数と収入の安定性を評価してもらえる形でお申し込みしました。
車両価格を落とすのではなく、支払期間の取り方で毎月の負担を家計に収める方向でご提案。長距離を安心して走れる装備と状態の個体を優先しました。
ディーラーで否決となったあと、クルマテラスからの申し込みで承認。追加の連帯保証人なしでご契約いただきました。
ボーナス払いなし。赴任が終わったあとの生活も見据えて、毎月一定額に固定しました。
初回のご相談から納車まで24日。長距離走行を前提に、足まわりと消耗品を確認したうえでお渡ししました。
審査に通らない理由は、必ずしも過去の記録とは限りません。W様のように、真面目に働き、家を持ち、家族のために赴任している方が、その積み重ねゆえに数字の上で不利になることがあります。
こうしたケースで大事なのは、見えている数字の背景を言葉と書面で足すことです。同じ資料でも、何を添えるかで受け取られ方は変わります。私たちが日々やっているのは、その翻訳のような仕事だと思っています。
納車の日、W様が「これで週末の運転が楽しみになります」とおっしゃっていました。月に二度の長い移動が、少しでも心地よい時間になりますように。
Kuruma Terrace — Sales Staff過去の記録だけでなく、働き方や家計の事情で断られた方のご相談も数多くお受けしています。事情を話しやすい場所であることを大切にしています。
審査の基準は会社ごとに違います。お客様の状況に合う提携先を選ぶことで、申し込みの回数を最小限に抑えます。
ご来店が難しい方も、オンラインでのやり取りとご自宅への陸送で、ご契約からご納車まで完結できます。単身赴任先へのお届けにも対応しています。
「自分の場合はどうなのか」を知るだけでも構いません。無理におすすめすることはありませんので、まずはお話をお聞かせください。