ホンダの残クレとは? 仕組みをわかりやすく解説


ホンダの残クレとは、ホンダファイナンスが提供する「残価設定型クレジット」のことです。

車両価格から数年後の下取り想定額(残価)を差し引いた金額だけをローンで支払う仕組みで、月々の支払いを通常ローンより大幅に抑えられます。


残クレの仕組み(具体例)

項目 内容(例:300万円の車)
車両価格 300万円
残価(5年後の下取り想定額) 100万円(残価率33%の場合)
ローンで支払う金額 200万円(300万円-100万円)
月々の支払い目安 通常ローンより安くなる
5年後の選択肢 返却・乗り換え・残価を払って買い取り
ホンダファイナンスとは
ホンダファイナンス株式会社は、本田技研工業グループの金融会社です。
ホンダの残クレはホンダファイナンスを通じて提供されるため、ホンダ正規ディーラーでのみ利用できます。
金利・残価率・プラン内容は車種・時期・販売店によって異なります。最新情報は販売店でご確認ください。


ホンダ残クレの対象車種


ホンダの残クレは、ホンダ正規ディーラーで販売されるほぼすべての新車が対象です。

おもな対象車種を紹介します。


N-BOX
軽自動車
軽No.1の人気車。残価率が高く残クレに向いている
フリード
コンパクトミニバン
ファミリー向け。2024年フルモデルチェンジ
ヴェゼル
SUV
人気SUV。ハイブリッド設定あり
ZR-V
SUV
2023年登場の新型SUV
ステップワゴン
ミニバン
大型ファミリーカー。e:HEVあり
シビック
セダン/ハッチバック
スポーティな走りが人気
残価率は車種によって異なる
残価率(将来の下取り想定額の割合)はリセールバリューが高い車種ほど高く設定される傾向があります。
N-BOXやヴェゼルなどの人気車種は残価率が高めに設定されやすく、残クレのメリットを活かしやすいです。
最新の残価率・金利は販売店でご確認ください。



ホンダ残クレのメリット


  • 月々の支払いを抑えられる
    残価分をローンから除くため、同じ車でも月々の支払いが通常ローンより安くなります。予算内で上位グレードや人気車種に手が届きやすくなります。
  • 定期的に新しいホンダ車に乗り換えやすい
    5年ごとに最新モデルへ乗り換えるライフスタイルに合っています。ホンダの最新安全技術・燃費性能を常に使える点も魅力です。
  • 残価が保証される(条件付き)
    プランによっては契約時の残価が保証されるため、5年後の市場価値が下落していても差額負担が生じないケースがあります。条件・プランの詳細は販売店でご確認ください。


クルマテラス
任意整理や滞納、収入などで
車のローン審査が不安な方向け。
【信用回復ローン】
来店不要・全国WEB完結・無料で審査相談
無料で審査相談



ホンダ残クレの、デメリット・注意点



月々の支払いが安くなる一方、残クレには通常ローンにはない、制約とリスクがあります。

契約前に、かならず確認しておきましょう。


  • 総支払額が通常ローンより高くなりやすい
    残価部分にも金利が発生するため、5年間の総支払額は通常ローンより高くなることがほとんどです。月々の安さだけで判断せず、総額で比較することが重要です。
  • 年間走行距離に制限がある
    契約時に年間走行距離の上限(例:1万km・1.5万km)が設定されます。超過すると1kmあたりの超過料金が発生します。通勤・子どもの送迎が多い方は注意が必要です。
  • カスタム・改造ができない
    残クレ期間中は車の改造・カスタムが原則禁止です。外装・内装・足回りなどに手を加えると残価に影響します。契約満了時に原状回復が必要になるケースもあります。
  • 途中解約が事実上難しい
    残クレの途中解約には高額な違約金が発生します。家族が増えて車を替えたい・転勤で車が不要になったなどの場合でも、簡単に契約を終了できません。
  • 5年後に残価との差額が生じる場合がある
    走行距離超過・車の傷・装備の不備などがあると、査定額が残価を下回り差額を請求されることがあります。返却・乗り換えを選ぶ場合でも追加費用が発生する可能性があります。



5年後の選択肢|返却・乗り換え・買い取り


ホンダ残クレの契約期間(通常3〜5年)が満了すると、3つの選択肢があります。


選択肢 内容 向いている人
返却 車をディーラーに返す。走行距離超過・傷がある場合は差額を支払う 次の車に乗り換える予定がある方
乗り換え 現在の車を返却して新しいホンダ車に残クレで乗り換える 定期的に新車に乗り続けたい方
買い取り(残価一括払い) 残価(100万円など)を一括または再ローンで支払い、自分の車にする 今の車を長く乗り続けたい方
「返却すれば残価は関係ない」は誤解
返却時に走行距離超過・傷・装備の欠品などがある場合は、残価との差額または修理費用を請求されることがあります。
「返却するから問題ない」ではなく、日ごろから丁寧に乗ることと走行距離の管理が重要です。



審査条件と、通るためのポイント


ホンダの残クレは、ホンダファイナンスが審査を行います。

通常の信販会社審査と同様に、信用情報・収入・勤続状況などが確認されます。

審査で見られる主なポイント

  • 安定した収入があること
  • 信用情報に延滞・債務整理などの事故情報がないこと
  • 他社ローン・クレジットの残高が過大でないこと
  • 年収に対して返済負担率が適切な範囲であること
  • 勤続年数が一定以上あること
残クレの審査に通らなかった場合
ホンダの残クレは信販会社審査のため、過去に金融事故がある方・信用情報に問題がある方は審査に通らないことがあります。
その場合でも、信用回復ローンを使った中古車購入という選択肢があります。
詳しくは後述のクルマテラスBOXをご覧ください。


残クレと通常ローン・カーリースの比較


項目 残クレ 通常ローン カーリース
月々の支払い 安い 高い 安い
総支払額 高め 低め 高め
所有権 契約中はなし(買取で取得) 完済後に取得 なし(返却が基本)
走行距離制限 あり なし あり
カスタム 制限あり 自由 制限あり
向いている人 定期的に乗り換えたい方 長く乗りたい・総額を抑えたい方 維持費を一本化したい方



よくある質問(FAQ)


Q. ホンダの残クレは、中古車でも使えますか?

ホンダ残クレ(ホンダファイナンスの残価設定型クレジット)は、基本的に新車が対象です。
ホンダ認定中古車(U-Select)では一部ローンプランが用意されていますが、新車の残クレとは異なる場合があります。
詳細は販売店にご確認ください。

Q. 残クレの途中で、車を売ることはできますか?

原則として、残クレ期間中は車を勝手に売却することはできません。
売却するには残ローンを一括返済したうえで、所有権を移す手続きが必要です。
費用が大きくなるケースが多いため、事前にホンダファイナンスまたは販売店に相談しましょう。

Q. ホンダ残クレとトヨタ残クレは、どちらがお得ですか?

どちらがお得かは、車種・残価率・金利・乗り方によって異なります。
同じ価格帯の車でも、残価率や金利設定が異なるため、両社の見積もりを取って総支払額・月々の支払い・残価の条件を、比較することが重要です。

Q. 残クレの審査に落ちたら、どうすればいいですか?

残クレの審査に落ちた場合でも、あきらめる必要はありません。
信用回復ローンのように、信用情報に問題がある方でも、審査に通れる可能性があるローンがあります。
新車の残クレにこだわらず、状態の良い中古車を信用回復ローンで、購入するという選択肢も検討してみましょう。